
資産の把握は大変
故人の方の遺産を相続した際に、どの資産をどこに持っているのか生前から整理して亡くなる方は少ないと思われる。
残された遺族はその後、遺産の相続をすることになるのだが、これがまた整理されていないので大変なのです。
資産のある場所としては、銀行、保険、証券が主です。
通帳、保険の契約書類、証券の口座書類をまとめて保管してくれている場合は簡単に把握できるのですが、書類を捨てたり紛失している場合もあるので資産の把握に困ることがある。
どこに何があるのか分からない場合、保険と証券については、費用がかかるが照会制度ができたのでこちらを検討しよう。
*日経新聞関連記事

相続、親の財産どこに 生保・株式は照会制度利用も
で一人暮らしだった父親を亡くした。相続の手続きを進めるなかで気になるのが生命保険だ。「加入していると以前に聞いたが、どこの会社のどんな保険か分からない」という。遺言やエンディングノートの類いはなく、家の中を探しても保険証券や保険会社からの郵便物などは見当たらな...
*日経新聞より

生命保険の場合は、生命保険協会に利用料3,000円を支払って照会する。
証券の場合は、証券保管振替機構(ほふり)に開示請求する。
郵送のみで費用は1件につき、本人の場合は4400円、相続人だと6050円(ともに税込み)を支払って照会する。
ひょっとして口座を持っているかもしれないと思う時は使って確認しておこう。
銀行口座いまのところ一括して確認する制度がないので心当たりのある銀行を回って確認することになる。
祖父が亡くなって母が、遺産相続する時ある程度銀行口座と生命保険の書類がまとまっていてスムーズに確認できたのだが、後日祖父の家を片付けているとタンスの中の衣類の中から通帳がでてきた。
へそくり用の口座だったのかわざと隠されたようになっていた。
古い通帳だったが、まだ残高があったので銀行に持って行って引き出そうとしたら、口座のお金はすでになかった。
ゼロになってから記帳してなかったのだった。
こんなこともあるので相続財産の確認は結構手間がかかるので制度も活用してみるといいかも。
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